YCC(NSC「ビジネスコース」)入学時に必要な心得について
おはようございます。いのうえです。
今回は僕の母校である「よしもとクリエイティブカレッジ(通称:YCC)」に入学する際の心得を書き記します。
来年度から「NSCのビジネスコース」となりますが、ご入学検討にお役立て下さい。
どんな人が入学する?
こちらの記事でも触れていますが、僕は吉本興業の社員になりたいが為に、YCCに一年間通っていました。
正直、入学する前はどのような授業があるのか等、全く有力な情報が無く「ええいママよ!」の如く、勢いで入学を決めたのでした。
おそらく、今YCCへの入学を検討している諸君(正確にはNSCの「ビジネスコース」)の為にも、必要な心得をここに書き記したいと思います。
入学生の分布は8割方が大学生で他2割が変態社会人です。会社員をしながら通っていた人もいれば、フリーターをしながら通う者など、事情は様々。
一律して言えることは、ええ歳になってから、YCCに入ろう!と思うような人間にまともなヤツはいません(良い意味で)。
なんだかんだ同じ境遇の人達とは話も価値観も割と合うもので、そういった変態達と授業後に飲みに行くのが通例になっていましたね。
ここで、少し不安にさせることを言いましょう。
入学して初日の授業で、漫才をやらされました。
勿論知り合いは一人もおらず、偶然に隣に居た坊主頭の男性と即席コンビを組むことに。
ただ、よくあるエンタメ系専門学校と違うのは、こういった小さな授業でもわざわざ吉本の若手芸人を呼んでくれて、進行を請負って下さるところです。
いい感じに生徒をイジってくれて、とても和やかな雰囲気で「さすが吉本!」と思わせてくれるような体験でした。
その後の授業についてですが、
春は基本的に座学が中心です。
講師には、テレビマン・カメラマン・作家・制作会社マンなど多岐に渡り、特別授業として人気芸人が講師を務めることも。
授業の内容も様々で、テレビ業界の話・番組の作り方、発想の仕方、イベントの作り方など、これまで考えたこともないような話ばかりで、毎週の授業が待ち遠しかったです。
夏頃からは実践も始まり、実際のイベント運営にも携わったり、皆でネット番組を制作したり刺激的なことばかりでした。
その他授業外でも、吉本関係のバイトの斡旋があったり、テレビ番組の観覧に連れて行ってくれたり、他の専門学校とは一線を画したカリキュラムであったことは間違いありません。
YCC(NSC)入学時に必要な心得とは
そういった中で、上手く人脈を作ることで卒業後の仕事に繋げた人も知ってますし、一番重要なのは「いかに在学中に顔を売るか」だと思います。
YCCのスタッフも勿論吉本興業の社員なわけで、彼らも仕事としてやってますから、出来の悪い人を自分の会社に入れたくないですよね?(それが自分の評価にも直結するわけですから)
なので、オススメをしたいのは「何の為に入学をしたいのか?」を明確にすることでしょう。
目的を定めることで、アプローチをしていく人の対象も変わりますし、幅広いカリキュラムの中で、自身にとって必要な授業を正確に取捨することが可能です。
「とりあえず入ってみた」だけで業界に両足を突っ込んだ気になっているだけの人が散見されました。
彼らは、いざ就職活動が本格的に始まった際に焦ったでしょうね。
「あれ、YCCで何学んだっけ?別に面接で言えることねぇぞ…」と。
僕は明確に「吉本興業の営業部署に入りたい」と考えていたので、前職の営業経験+αを自身の売りにしようと考えました。
そこで何を+αにしようかと思案した時に、興味を持ったのが「映像制作力」です。
元々映像制作(編集)には興味が有ったので、「それなりに映像が制作出来る営業」を目指しました。
どんな世界でも、重宝される為にはオンリーワンになることが必須です。
なので僕は、イベントのオープニング映像制作に積極的に参加しましたし、授業外では吉本興業所属YouTuberの編集をやったり、映像制作のスキル磨きに時間を費やしました。
その点が評価されたのかは今になっては分かりませんが、結果的に僕は「吉本興業の営業」になれたのです。
いかがだったでしょうか。
何を偉そうに。と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
それでは。