吉本興業に就職して刺激的な経験をした【第一話】
おはようございます。いのうえです。
「吉本興業に入社して刺激的な経験をした」シリーズ。
今回は記念すべき第一話です!
結果的にはしんどいことが重なって退職をしたのですが、「吉本興業」について出来るだけポジティブな面を発信していきたいと思います。
出来ればまずはコチラをご覧下さい!!
僕が吉本興業でどんな仕事をしていたのか
まず「吉本興業で働いている」と言われれば、ほとんどの方が「マネージャー」を思い浮かべるのではないでしょうか。
僕も入社前に知ったことですが、実は皆さんが思っている以上に沢山の部署があります。
マネージャー
プロモーション
ライブ/映像制作
劇場
スポーツ、、等。
詳しいことはまた別の記事で纏めたいと思いますが、僕は営業の部署に配属されました。
おそらく「吉本興業の営業って何するの?」って思われる方がほとんどではないでしょうか。
マネージャーも、特定の芸人さんを各メディアに売り込むという意味合いでは営業ですが、僕の部署はもう少しマクロ的な営業と言えばいいでしょうか。
分かりやすい所で言えば、
吉本興業と一緒にタイアップしません?
とか、
芸人をイベントに呼んで盛り上げません?
といったことを企業に提案するような感じです。
もっと分かりやすく言えば、
マネージャーは自身が担当している芸人をテレビ局に売り込んだり、出演させる番組をキャラクターに合わせて調整したり、まさにマネージメントをする役割。
僕のような営業は一般企業を相手にイベント企画等を提案して、マネージャーに「この芸人を呼びたい」とキャスティングする立場です。
あと、現場対応もあります。
あ、記者会見の台本も書きました。
(なかなか説明するの難しいな・・・)
企業だけでなく、法務省などの官公庁とも絡みがあったり、実は吉本興業って思ってたよりもっとスゴイんです!
↑↑↑ほんの一例
まあ、そんな感じです。
初めての現場デビュー
前置きが長くなりましたが、今回は初めての現場デビューについてです。
入社して間もないころはひたすら企画提案書の作成をしていました。
上司からいくつか企業名の書いたリストが送られてきて「なんか企画考えて」といった具合です。
畳やたまご、歯ブラシのメーカーなど。(なぜこんなに地味なのだ。)
芸人を使って商品をPRしましょう!的な事を考えるわけです。
そんな日々がしばらく続き、初めての現場は突然到来しました。
ゴールデンウィーク期間中に各地にある某大型商業施設で、芸人による賑やかしイベントが行われるとのこと。
子供たちと一緒に玉入れとか綱引きをする、超絶ほのぼののほほんイベントです。
人で不足もあり、ついにいのうえが駆り出されることに!
僕の役目は、
・最寄駅で芸人を出迎え会場まで案内
・会場のトイレ、喫煙所の場所を把握
・パシリ
・サイン攻めからの引き剥がし
・お見送り
・
・
・
・
・
まあ、これくらいです。
基本やることはありません。
とはいえ、全国的に有名な芸人ですから粗相があってはいけません。
上司に同行いただき、無事問題なく終えることが出来ました。
素朴に思ったこととして、
マネージャーって来ないの?
まずは、これです。
よっぽどのことがない限り、こういったイベント(芸人さん目線で言ういわゆる「営業」)には、マネージャーはまず来ません。
なので、おのずと現場では我々営業部隊がマネージャー的な動きをすることになるんですよね。
正直営業の部署にいる限り、ガッツリ芸人さんと絡む機会があるとは思っていなかったので、これは刺激的でした。
出番の合間は一緒に楽屋でダラダラして、「辞めないでね~」と声を掛けてもらったり(辞めました)、パシリをしたり、エピソードトークを聞いたり、普通に楽しかったですね。
あと、そこそこいい歳なのにピッチピチの体操服を身に纏い、舞台に上がった瞬間にスイッチが入り「安定して面白い」というのは、社員としても本当に助かりますし、心底尊敬しました。
勿論今でもめちゃくちゃ好きですし、マジで応援してます。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は初めての現場デビューについてでした。
オチとかも無く何の山場もないエピソードですが、なかなか不透明な業界かとは思うので、この業界に興味がある方は参考にして頂ければ良いのではないでしょうか。
次回は「元宝塚歌劇団トップスターと芸人といのうえで競馬を楽しんだ話」です。
お楽しみに。
それでは。